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大場英明建築設計事務所

自然環境の中で多様な生物がそれぞれの距離感を持って過ごしているように、その場の環境を活かして、人と人が心地よい距離感をもって重なり、その重なりが一つの風景になるような建築をつくりたいと考えています。


住所: 東京都狛江市岩戸北2-13-13 2201

TEL : 03-6876-3571
E-mail :contact@oba-architects.jp
URL : https://www.oba-architects.jp/

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作品集

物件

■ Tailor’s HOUSE

縁側のある家

東京都目黒区の丘陵な地形に建つコーポラティブハウスで、東京でテーラーを営む夫妻のための住宅である。
当分は住宅として利用するが、将来はご自分の店舗としても利用できるようにしたいとの依頼だった。建物の外形は不整形で、南側は民家が近接している厳しい条件だった。しかしこれらの環境をむしろ利用して、居心地の良い住まいを仕立てることができないかと考えた。

 

一般的に高断熱住宅では、室内に直射が入ると室温が上昇してしまうため、開口は小さく、内部は暗くなってしまう。しかし、今回は屋外可動式ルーバーを設けることによって、直射を抑制し、大きな開口を設けて、明るい空間を実現している。

部屋の南側には民家が面し、座ると民家の瓦屋根越しに空に視線が抜ける魅力的な場所だった。ご主人が植栽の好きな方だったため、南側の不整形に飛び出したニッチなスペースを活用し、ここに長いベンチを設えて、縁側のように、明るく内部と外部の中間的な領域にした。ベンチから続くバルコニーの床をベンチと同じ高さにし、中のベンチが外まで伸びていく感覚を与え、住まい手に内外横断した空間の広がりを与えている。

 

内部仕上げは、コンクリートに対して、棚やベンチ、建具枠は、コートブラシや木製ハンガーにも使われているマホガニーを組み合わせ、紳士服や洋裁道具にも馴染む素材にしている。
建物が外断熱式で計画されていたことから、内部をコンクリート打ち放し仕上げとすることで、コンクリートの蓄熱・輻射熱性能を効果的に利用でき、年間を通して気温を一定に保つ心地よい温熱環境になっている。また、最小限のエネルギーで全体を空調できるよう、居住スペースはひと続きの空間にし、店舗利用する際にも大規模な改修工事をせずに転用できるようにした。

■ O HOUSE

都市の中庭 この住宅は東京山手線目黒駅の近くにあるマンシ...

■ T HOUSE

錆利休の家 この住宅は山手線内の高輪台にある建坪13.5坪の3...