所在地: 東京都
土地面積: 91.55㎡
延床面積: 132.73㎡
土地の形状: 平地
駅前ビルの裏に位置するこの住宅は、付近の暗渠と影と湿度が濃く、そして唯一空へむけて解放されているという印象的な敷地だった。そこに二世帯の住まいが求められた。
設計は、近隣環境の調査から始まり、将来的な見通しの中から見つけ出した敷地のポテンシャルを手掛かりとし、負の印象を転換し心地良い生活空間を創り出すことを目指した。空間構成の手掛かりとして、敷地条件から最大限確保した三層の空間に、光と風が立体的に流動する空間のスタディからはじめた。
三層吹き抜けの中庭を囲む壁は、天空の光の反射板として、季節や時間の変化を光で感じさせてくれ、建込んだ近隣の合間を抜けてくる風は、木格子から中庭テラスを介し内部空間の反対側まで通り抜けていく。
完全分離の二世帯は、中庭の光と風を共有しながら、お互い緩やかに気配を感じながら繋がっている
所在地: 東京都
土地面積: 91.55㎡
延床面積: 132.73㎡
土地の形状: 平地