所在地: 東京都 府中市
土地面積: 181㎡
延床面積: 52㎡
東京都府中市の小さな平屋の計画です。はじめて会ったときに「庭と暮らしたい」と言われた建て主さん。傘寿を間近に控え、これまで大切にしてきた樹々を眺め、手入れしながら豊かに暮らしたい、という強い想いがあったようです。
家づくりはその庭を考えることから始めました。育ててきた柚子や夏みかんの樹を計画の中心に据え、山野草と雑木による作庭が行われました。住宅は一室空間と水回りから成るL型プランで、南東の庭に向けてオープンにし、家のどこからでも庭を楽しめるようにしています。隣に暮らす子世帯との往来もしやすくしました。主に西川材(埼玉県飯能市)の杉からなる架構、床の桐板、壁の砂しっくいなどの素材で構成しています。
あえて高齢者に特化した仕様とせずに、普遍的な心地よさを追求することで、時間とともに住まい方が変わったとしても、住み続け、住み継げる家になればという想いを込めて設計しました。
所在地: 東京都 府中市
土地面積: 181㎡
延床面積: 52㎡