所在地: 愛媛県
延床面積: 110.8㎡
施工会社: (株) 川下建設
田畑の中で暮らすミニマリストの家
この家は、周囲を田畑に囲まれていて、日本の農村風景で頻繁に見かける農業倉庫と見間違える。
農業倉庫のリノベーションを行い、店舗又は住宅として利用する事例をよく見かけます。
しかし、農業倉庫らしい建物を新築し、住宅として使用する事は、新しいのではないだろうか。
周辺の田畑では、春から秋にかけて稲作が行われ、秋から初夏まで麦が育ちます。
その景色に馴染む建物のスタイルと素材を選定した。
この場所で、農作業を行い、庭でお茶を飲んだり、昼食をいただくシーンを、私たちは想定している。
内外の繋がりのある間取りは、農作業を行う住人の利便性・農業との強い繋がり・子供たちが育つ過程で地元を愛する心の芽生えへと繋がっていくものと私たちは考えている。
この家の間取りは、昔の日本家屋がそうであった様に、部屋の間を建具で仕切り、また開け放つとワンルームになる。
普段のプライベートな生活。更に地域の人達が集まった場合のパブリックな使用にも対応が可能である。
PHOTO: 相原 学
所在地: 愛媛県
延床面積: 110.8㎡
施工会社: (株) 川下建設