■ アトリエのある住宅
コロナ禍で感じた人とコミュニメーションすることの大切さと...作品紹介
コロナ禍で感じた人とコミュニメーションすることの大切さと楽しさ、リモートワークという働き方をベースにした仕事と生活の繋がり方。人を遠ざけるのではなく、色々な人たちが集まる場所をつくろう。友人、仕事関係、近所の方や子どもたち、色々な人たちが集まる交流の場をつくりたいと考え、設計を進めていきました。
限られたボリュームの中で空間の使い方を制限してしまうと、どうしても窮屈になってしまいます。大勢の人たちが訪れることができるように、アトリエ部分と住宅部分を一体化し、時間帯によって様々な用途に利用できる空間を配置することにより、それぞれの空間を使わない時間帯を減らし、空間を広く利用できるような計画としました。
アトリエ部分は、設計事務所の業務や作品作りを行う他、近所の子どもたちと図工を楽しむ時間を開催するなど色々な人たちが集まる場になりますが、それ以外の時間帯は、図書コーナーや子どもの勉強スペースとして利用することができます。住宅の中心にあるキッチンは、食卓であり、カフェであり、打ち合わせスペースや休憩スペースとしても利用することができます。家族と、訪れた人たちと、みんなで時間をかけて育てていきたい住宅です。