施工会社: 株式会社大滝建設
作品紹介
お爺さまのお住まいが建っていた敷地での建て替えになります。お爺さまがつくった庭を活かし「山小屋のような家」を建てたいという建主のリクエストに応えるべく設計を開始しました。「子どもとの食事の時間を大事にしたい」と、ダイニングについては、かなりのこだわりがあり、大事な食事の時間の密度を高めるべく出来る限り小さなスペースにして親子の物理的な距離感を縮めながらお爺さまの庭に向けた大きな窓を設け百日紅の木をのぞめるようにして光と風を採り込みつつ開放感をつくり “ 狭いのに広い ” という良い矛盾のある空間になっています。屋根の構造をあらわすことで山小屋の雰囲気になると同時に「この上に床が無い」ことを無意識に感じて、軽快な気持ちになるようにしました。性能面でも低炭素建築物の認定を受けていると同時に薪ストーブも設置し、小さなエネルギーで快適に過ごすことができるようになっています。あたらしいのに懐かしい感じの平屋になりました。