施工会社: 有限会社田中兄弟工務店
作品紹介
東京都心から千葉にある両親の家と同じ敷地への移住です。母屋を建て替え、5人家族のための平屋を計画しました。『ぼくららしい家をつくって欲しい』。それは「ぼくらの希望をカタチにするときに、華美で無いこと。自分たちらしく、でも “ ぼくららしさ ” を感じる家にして欲しい」ということ。そこで、仲の良い「ぼくら(家族)」での暮らしを中心にしながら「ぼく(個人)」の居場所もつくり、さらに「ぼくとぼくらの中間(個でありながら家族と緩やかにつながる場所)」の空間を織り交ぜて計画していきました。仲の良い家族は料理が得意な母(妻)の周りに集まることからキッチンを中心に暮らしが展開してく設計にしつつ、個室の居住性も確保し、夫のワークスペースも充実させました。華美にならないように素材はラワンや杉といった木材を使い、大工による丁寧な仕事でチープさを消しています。大きな屋根の下で、ぼくららしい暮らしができる家になりました。