作品紹介

 

幹線道路から一本中へ入った閑静な住宅地。敷地の三面を隣家に囲まれた中で視線を気にすることなく、また生活時間の異なる家族3人が心地よく過ごすための計画である。

まず住宅密集地において唯一開けている前面道路に対し、ある程度のプライバシーを確保できないと心理的に窮屈な感覚を覚えるのではないかと考え、一見閉じているようだが外部との繋がりが感じられるような計画とした。

駐車場横のアプローチから玄関へ進むと、野面積みの塀がどっしりと出迎える。更にその塀に沿って中へ進んだ先には坪庭、回り込むようにして玄関がある。ガラス張りで構成されたこの空間は内からも外からもお互いの様子が分かる。アプローチの重厚感や坪庭の緑が内部にまで取り込まれ、南側に設けた庭との緑が繋がった。視線と風の抜けも感じられる一体の空間となり、暗くなりがちな北側の玄関にも光が届くこととなった。

平面計画として1階にはLDKと和室を配し、各寝室と浴室は2階、洗面トイレは各階に設置した。

生活時間の異なる家族への配慮として、深夜の生活動線が短くなるような配置となっている。また2階に上がると階段を介して浴室と寝室に分かれ、寝室と寝室の間には廊下を設けることで音が響くことを軽減させている。

様々な材質の組み合わせにより非日常のような空間が広がるが、天井に埋め込まれた間接照明の明かりや、庭の緑が緊張感を和らげる。そして外部との緩やかな距離感も日々の暮らしを穏やかなものにしている。

作品データ

所在地: 愛知県 名古屋市

延床面積: 133.53㎡

土地の形状: 平地

施工会社: 株式会社三光⼯務店

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