所在地: 滋賀県 大津市
土地面積: 167.95㎡
延床面積: 113.08㎡
この住まいは比叡山の麓、延暦寺の門前町の中に位置します。
参道から少しはずれ落ち着いた周辺には、まだ木造の古い民家も立ち並んでいます。
施主さんの祖父母が住んでいたこの土地に、建て替えの計画として進めました。
計画当初にはまだ、機会があると親戚一同が集まる古い家屋が残っており、土間にはおくどさん、続き間の和室、離れのトイレや五右衛門風呂の浴室など、懐かしくも思い出深そうな様子が伺えます。それら記憶を大切にしたいと言う施主さんの話から、今は作られていない型板ガラスや特徴的なガラス障子など、新しい住まいに使えそうな部材を解体前に保管し、記憶の片鱗を少しでも取り込むよう計画を進めていきました。
新しく建てる住まいでは、自分たち家族の生活を圧迫されないようにしながらも親類縁者の集まれる場所もつくること、2階の窓からかすかに見えていた琵琶湖の花火大会を望みたいこと、そして大きなレンガ積みの蓄熱式薪ストーブを据えることが計画の主な要件となっています。また、施主さんのご趣味をふまえたアイテムを散りばめています。
施工に当たっては、以前から気になっていた工務店・宮内建築さんに早い段階から相談・協力いただくことになりました。その甲斐あって、細部に渡って木にこだわり、丁寧な仕事に恵まれた住まいが完成しました。
施主さんから頂いた家の名前、der nostalgisch Bahnhof はドイツ語で「懐かしい駅舎」の意味だそうです。
Photo:絹巻豊
所在地: 滋賀県 大津市
土地面積: 167.95㎡
延床面積: 113.08㎡