所在地: 奈良県 奈良市
土地面積: 229.77㎡
延床面積: 107.34㎡
建替えによる終のすみかの計画です。
住まい手からは「休止符」が聞こえるような家にして欲しいと要望を頂きました。連綿とした生活のふとした瞬間、余白の中から美しさや心地よさを感じることができるような住宅を目指しました。
小高い丘陵地に家は建っています。角地のコーナーに対して庭をつくり、平屋の寄棟ボリュームを配置して、周辺と程よい距離感や親密感を与えています。深い軒は室内に落ち着きを与え、またアプローチの雨よけとなります。
平屋の主空間のボリュームには3.5間角(6.3m角)の正方形のプランとなっています。
LDKと図書スペースがあり、中央部は壁で落ち着きを持たせ、コーナーの窓からは庭の緑、近隣の借景、遠くは生駒山や葛城山へと視線が抜けていきます。
庭はアオダモやコナラ、ブナなど雑木を中心に植えています。
LDKの勾配天井は棟木を持ち出し梁にすることにより無柱空間としています。これにより動線や家具のレイアウトに自由度を得ています。
基本的に平屋暮らしが可能となっており、将来的な対応も見据え、スロープや広めの廊下巾を用意しました。
2階には和室と仏間、納戸を配置し、最小限のボリュームとしています。和室の天井には安価なラワン材を用いながら目地には押え縁を付け格子天井の意匠としています。
庭の植物の移ろいを愛でたり、小さな畑をしたり、ゆっくりと読書や音楽を楽しんだり、生活の余白をこの家とともに楽しんで頂きたいと願います。
所在地: 奈良県 奈良市
土地面積: 229.77㎡
延床面積: 107.34㎡