■ 石場の家
内に開く高低差のある家本敷地は、古くからの分譲地で、周囲...作品紹介
~やわらかな家~
本計画は新しく開発された分譲地の計画で、周囲は新しく建てられた住宅が立ち並ぶ区画です。
クライアントとの打ち合わせの中で感じたキーワードは『やわらかな光につつまれた空間』でした。
そこで光を柔らかく取り入れ、曲線を多用し光に包まれる空間ができないかと考えました。
空間を単調に区画割し薄壁で間仕切られた開口部は、アーチ型にすることで視線の抜け・軽快でリズミカルな空間になるよう設計しました。
入隅や出隅などに曲線を用い、縦に伸びた大開口窓から差し込む光は、空間をやわらかく包み込んでくれます。
新しく建ち並んだ分譲地にひっそりとたたずむ建物は、時間と共に変化する光とアクセントの曲線がふれあうことで独特な陰影をつくりだし、アーチ型の開口をくぐり抜ければ、非日常空間へと導いてくれることでしょう。