作品紹介

今計画では室内空間と屋外の境を無くす事を目指しました。間を隔てる木製建具は1.8×1.8m×3枚の建具は全開口することで中と外を繋ぎます。
また、エントランスからリビング、キッチン、縁側は全ての建具を開け放つ事でワンルームとなり、家族それぞれが異なる行動をしていても近くに居る事が出来る空間としています。

また、計画と同時期に生まれたお子様の成長に合わせ、家も美しく歳を取る事に意識して各素材を選んでいます。外壁の焼杉は風化と共に変色変形を伴い、内部の床板に選定された杉材は裸足で歩くと程よい硬さで暖かい一方で柔らかく傷がつきやすし反りも激しい。しかし、これは劣化ではなく風化であり、美しいエイジングをしていく建物としています。

 

今回、施主の知人でもあったkohei glass studio
の岸本耕平氏にドアの取手、照明器具、洗面器をこの住宅の為に製作を依頼。吹きガラスによって作られたそれぞれのパーツは質素なこの家のデザインを損なうことなく美しく調和し、それぞれの機能を果たしています。

 

Photo : tetsuya tsurumi

作品データ

所在地: 富山県 射水市

延床面積: 92.1㎡

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