Ti Residence

  • 前面道路より見たファサードの夜景です。Photo by大竹静一郎

  • 敷地を下ったところから見上げた南側外観です。Photo by大竹静一郎

  • ダイニングキッチンレベルよりリビングレベルを見たところです。ソファー以外の家具は製作しています。Photo by大竹静一郎

  • 書斎よりリビング、ダイニングを見降ろしたところです。Photo by大竹静一郎

  • 書斎よりバルコニーを見たところです。Photo by大竹静一郎

作品紹介

敷地は整形でなく、高低差も大きく法規上の制限も厳しいという状況でした。但し、眺望も望め計画の仕方によってはとてもよい住宅になるポテンシャルを感じました。大きな空間を同一の平面で確保するのは不可能であるため、敷地の高低差を活かして小刻みにレベルの違う床を設け、それらを壁で仕切らずに連続させていきます。リビング、ダイニング、キッチン、書斎と、空間のプライバシーの度合いが高まるに従って上方の場所に位置させることで、壁を作らずに緩やかに空間を仕切ることができます。これらの床による変化に富んだ空間を、法規の許す限りの大きな屋根で覆います。そして、眺望の良い南西方向に開くことで面積以上に大きく感じられる空間を出現させることができます。さらに、各床はスパイラル状に繋いで上昇させることで、家の中を移動すると様々に家の場面が切り替わり、奥行きの感じられる空間にもなります。
最下層の安心感のある寝室からエントランスを抜け陽光あふれるLDKに上がり、ロフト的な書斎で寝ころび、ブリッジで繋がったバルコニーに出るとすり鉢状に広がった地形を眺めることができます。計画の難しい敷地状況だからこそ生み出せた空間だと思います。

建築前の土地

作品データ

所在地: 東京都 板橋区

土地面積: 82.38㎡

延床面積: 115.14㎡

土地の形状: 狭小地

施工会社: 株式会社エイテック

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