所在地： 長野県 松本市蟻が崎
土地面積： 883㎡
延床面積： 232㎡
土地の形状： 平地
建物価格： 5000～9999万円
施工会社： 鍋林建工株式会社
- 林己知夫建築設計室
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- 松本S邸
松本S邸
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表玄関 銅製の樋は旧家屋のものを使用しました。
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引き分けの玄関戸を開けると、正面に中庭が。
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右手に中庭を眺めるお仏壇は、旧家屋と同じ位置にしつらえました。
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続きの間、ふすまは外して廊下に格納できます。
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中庭に面した書斎は、クラシック音楽を楽しむ空間。
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玄関ホールからリビングへと通じる廊下。廊下にも床暖房が欠かせません。
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キッチンと一体のリビングダイニング。お持ちの松本伝統家具に合わせたインテリアで。
作品紹介
建築主のおじい様が建てた木造平屋の住宅が、地盤沈下を起こし、やむなく建てなおすことに。木造ですが、ＲＣ造並みの基礎で固めています。既存家屋には、美しく手入れされた中庭がありましたので、設計の中心にすえました。建築主は18代続く名家で、盆と正月には、一族40名ほどが集まる宴会が出来るようにしたいとのご要望。これには２間続きの和室で解決しました。男子用のトイレを設けることも提案し、また、女性陣がお手伝いしやすいキッチンを考えました。松本市は冷房がいらないとのお話でしたが、温暖化や夏の宴会時を想定し、ある程度の冷房設備も取り入れました。完成後に中庭の苔は、おばあ様が丹精を込めて育てられたものと知り、この庭を残して本当によかったと思っています。基礎は鋼管杭を打ったしっかりとした構造にし、活断層対策をしています。玄関先の樋などに、旧家屋の銅製のものを利用しました。現場に通いながら、松本市の主なお蕎麦屋さんを訪ね、サイトウ記念フェスティバルも堪能できたことが、何よりの思い出です。
