農人町の町家

作品紹介

敷地は、姫路城の南西側にある姫路市農人町に位置する。町名の由来として、江戸時代に城下町が成立し、町家は町人・職人・足軽などの居住地であったが、ここでは農夫が混住していたので、農人町(まち)と呼ばれていた。昔の地割のまま町並みが残されているノコギリのようなギザギザになった道に敷地が接している。道路向かいの平入りの町家や、周辺には昔の面影を残す町家が点在しており、景観に配慮して、現代的に踏襲した町家を考えた。計画は、道から繋がるもう一本の道を引込み、玄関へのアプローチとなる。道は通り土間となり、和室や、リビング・ダイニング・裏庭へと導かれ、吹抜を介して2階の各部屋に繋がっていく。

作品データ

所在地: 兵庫県 姫路市

土地面積: 175.77㎡

延床面積: 127.49㎡

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