音楽室のある家#02

  • ダイニング ガラス部分が音楽室

  • アプローチ 土ブロック

  • デッキ

  • 音楽室

作品紹介

土地探しからのご相談

住まい手のKさんたちの要望は明確だったこともあり、候補地がでたときに「ここの土地ならこんな家ができる」という検討が早くでき、結果的に土地購入までの決定がとてもスムーズでした。

要望
1.マリンバとピアノを置く音楽室がほしいこと。
2.友達が集まってご飯を食べたり、庭でBBQがしたいこと。
3.車を2台駐車できること。

音楽室

ほぼ正方形の家の真ん中に音楽室があります。閑静な住宅街で楽器を演奏する音楽室を設ける場合、音が外にもれないことは重要です。家の真ん中に音楽室を配置できる敷地は最適で、家の中にいれば少し音がもれても外部には音がもれません。

そして、音楽室はガラス越しにダイニングやリビングとつながっています。楽器を演奏し練習することが、特別ではなく生活の中に溶け込む暮らしができるようになっています。
※設計中に「 音楽室のある家 」のIさんのお住まいで音楽室の見学体感をされました。

又、家の中心に音楽室を配置したことで、回遊できる動線ができました。音楽室を中心に、玄関、読書スペース、リビング、ダイニング、キッチン、パントリーがグルグル回遊できます。この動線が、共働きで日々とても忙しいご夫婦の毎日の家事や子育てを助けてくれています。

パッシブソーラー

パッシブデザインの考え方をベースとしたソーラーシステムを取り付け、家全体の温度差が少なくなるように計画しています。

具体的には、空気集熱式ソーラーシステム「そよ風2」(環境創機)を使い、気密や断熱性能をあげて太陽熱を利用して空気を室内に循環させています。

冬場は南面開口部から日射取得を行うと共に、太陽で暖めた屋根面の空気を床下の基礎に蓄熱させ、床の吹出口から暖かい空気を送り循環させています。留守にしていても「そよ風」が働いてくれているので、冬の間、暖房機器をつけなくても家が冷え切ることがなく、寒く感じる時間だけエアコンなどの暖房を使います。

逆に、夏場は庇で日射を遮り、屋根面の熱い空気を排気し、夜の放射冷却が見込めるときは、外気より低い温度を基礎に蓄冷して室温を下げます。
※設計中に「 テイネンゴノイエ#03 」のTさんのお住まいでそよ風の見学体感をされました。

作品データ

所在地: 京都府

土地面積: 159.89㎡

延床面積: 98.97㎡

土地の形状: 平地

作品集

物件

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