ピアノ室のある国立の住まい

  • オーソドックスなネイビーのガルバリウム鋼板の外壁に、黄色いポスト、真鍮のマリンライトと表札等の存在感のある物を組み合わせ、カジュアルでスタイルのある外観とした。

  • 玄関を入って右側の壁には補強を入れて、趣味の自転車をハンギングできるように。

  • 2階食堂から居間方向を見る。LDKは階段を中心にぐるりと廻れる空間。 巾4500のカウンター出窓の外には、2軒お隣の引込部に植わるざくろの樹木が。

  • 居間の天井に予め梁を仕込んでおいてハンモックを。早い者勝ちの居心地NO1スポット。

  • 食堂と台所を仕切る家具は機能もサイズも「ちょうどいい」ものを造作。 トップにはタイルを埋め込み、熱いポットも置けるように。

  • 10㎡強の区画を造作の間仕切り家具を置いて作ったふたつの子供部屋のうちのひとつ。

  • 三和土から直接入るピアノ室。音が直接響くことを防ぐ為に他の居住空間との間に階段を計画。階段を上ると左に食堂、右に居間がある。

作品紹介

家を建てる最大の目的だった防音室は決して削ることはできず、限られたご予算の中でのチャレンジでした。
厳しい条件からスタートした案件でしたが、幾度もの打合せを経て納得する形に到達しました。
竣工後、ご長男にグランドピアノを弾いてもらい皆で道路に漏れてくる音を確認しました。
完璧な防音室まではいきませんが、十分家を建てた甲斐のある防音効果が確認できました。

このように個室にせざるを得なかった防音室に対し、2階に配したLDKは階段を中心に左右に配置したワンルームとしました。
視界が通り、家族の様子は伝わる連続するひと部屋ですが、それぞれきちんとした「間」が確保されていて、
通過動線がない居心地の良い落ち着いた時間を過ごせるよう回遊動線としています。

また空間がふたつあることで、来客時には居間を宿泊スペースとして利用したり、
お子さんのお友達が来ていても食事を用意したりと使い方が拡がります。

 

作品データ

所在地: 東京都 国立市

土地面積: 92.94㎡

延床面積: 81.52㎡

土地の形状: 狭小地

施工会社: 渡邊技建㈱

作品集

物件

■ アトリエのある二子玉川の住まい

静かな住宅街に位置する敷地とは言え、都内の便利な場所とあ...
物件

■ 古さを活かした百合丘のリノベーション

今回築40年以上の古家付土地を購入されたご家族は、当初は解...
物件

■ 青梅の終の住まい

お施主さんは、青梅市で30数年洋菓子屋さんを経営してきた60...
物件

■ 府中・親子方形屋根の住まい

幼少の頃に遊んだ庭 記憶に残る風景 庭石 植木  垣根のラ...
物件

■ 湯河原の住まい(リノベーション)

緑豊かな湯河原の山の中腹に建つ築18年の山荘(住宅)を購入...
物件

■ ピアノ室のある国立の住まい

家を建てる最大の目的だった防音室は決して削ることはできず...