所在地： 東京都
土地面積： 98㎡
延床面積： 90㎡
土地の形状： 旗ざお地
- 一級建築士事務所 K.P.M.Architect (ｹｰ.ﾋﾟｰ.ｴﾑ.ｱｰｷﾃｸﾄ)
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- 狭小旗竿敷地の特性を最大限に活用しながら豊饒なﾃﾞｻﾞｲﾝと空間を造りあげました。
狭小旗竿敷地の特性を最大限に活用しながら豊饒なﾃﾞｻﾞｲﾝと空間を造りあげました。
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敷地条件と方位の関係を徹底的に検証し、英国風の伝統的なｽﾀｲﾙをﾊﾞﾗﾝｽ良く取入れました｡
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厳しい敷地条件のなか､その制約を逆手にとって空間構成に活用したLDK｡構造と意匠を効果的に融合し､平面の広さ以上の拡がりを実現｡
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LDKの天井ｱｰﾁに呼応するように設けた書斎の間仕切ｱｰﾁ｡こちらは隣合う寝室と緩やかで心地よい繋がりを持たせています。
作品紹介
都内の高級住宅街でのミニ開発による狭小旗竿敷地における計画です。通路部分を除く有効宅地面積は約60㎡(18.4坪)。その中で平･立面的に最大限のﾎﾞﾘｭｰﾑを､というのが第一条件｡幸いにも南隣地がｶｰﾎﾟｰﾄ/庭であるため開放性が確保されており､道路からの視界も十分開けていることから採光性に優れた平面計画､街並みに映える優れたﾃﾞｻﾞｲﾝという条件が次々と定まっていきました｡先ず方位角度から高度斜線制限で規制されるﾎﾞﾘｭｰﾑの限界範囲を検証し建物の屋根勾配を決定､その後はﾍﾞｰｽとなるﾌﾟﾗﾝ･ｴｽｷｰｽを作成し､室内空間/外観ﾃﾞｻﾞｲﾝを検討しながら具体的な形に纏め上げる作業に移ります｡ここではﾊﾟﾀｰﾝ/ｳﾞｧﾘｴｰｼｮﾝ図やｽｹｯﾁを用いて建て主様と繰り返し打合せをしていきました｡奥様がｸﾗｼｯｸ･ﾋﾟｱﾉを嗜まれていて欧州の旧い家が好みということから､ｴｸｽﾃﾘｱ･ﾃﾞｻﾞｲﾝのﾎﾟｲﾝﾄをここに定めました｡ｲﾝﾃﾘｱ計画はﾒｲﾝ･ｽﾍﾟｰｽとなるLDKで､平面的な広さの制限を立面的な拡がりでｶﾊﾞｰしていく心躍るような空間造りを提案｡ﾑｰｱやｳﾞｪﾝﾁｭｰﾘ､ｽﾀｰﾝといった米ｸﾞﾚｲ派建築家の住宅作品にｲﾝｽﾊﾟｲｱされています｡天井の構造を兼ねたｱｰﾁは評価いただけるか多少の不安もありましたが､外観共々出来上がりには大変ご満足していただきました｡
