籠原の家（リノベーション）｜建築設計事務所作品

ＫＡＺ建築研究室
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籠原の家（リノベーション）

籠原の家（リノベーション）

外観
多目的土間スペース　ワークデスクや薪ストーブを備えています
安らぐ時間
お出かけグッズは壁の裏へ
ダイニングキッチン　天井裏に隠れていた梁も見せました
造作キッチン
どの空間も土間と繋がります

作品紹介

1980年築の木造2階建て住宅を購入したご夫婦。子供たちの思い出に残るような家にしたい！という要望を踏まえて設計しました。この家の存在を消すことなく住み継ぐという考え方。それは柱一つ一つに残された欠き込み跡や、当時の材料や大工さんが付けた墨の線や文字などをいじらずそっと残すこと。薪ストーブを置く土間の確保のために約1坪の最小限増築で多目的に楽しめる場所をもう一つ増やしました。玄関ホールは土間に変化し、暗い中廊下はリビングに取り込み、下屋の天井は撤去し屋根なりの勾配天井に変化させ、空間をより一層豊かにしました。古い天井裏からは当時の大工さんの手仕事の跡が見えてくる。壁を撤去して残った柱には壁があったことを記す跡がある。これらはすべてこの家の証。それを見ながら生活するのもいいじゃないか。隠す必要なんてない。そんな思いを籠めて出来上がったのが「籠原の家」です。