新明町の家

  • 寛ぎの間1

  • 寛ぎの間からキッチン

  • 寛ぎの間とテラス

  • 寛ぎの間 木組み

  • 寛ぎの間の腰つきガラス額障子(古建具再生)

  • 畳の間

  • 外観

作品紹介

神明町の家は、高齢者の終の住処として計画されました、住まい手は「木で組んだ家」という具体的な住まいのイメージと共に、穏やかな暮らし、これまでの暮らしの記憶の継承(古い建具の活用など)を望んでいました。

 

 私たちが提案している「時ノ寿木組みの家」は、貫+土壁と木の特性を活かした渡り腮(アゴ)構法で木を組み、パッシブな温熱環境を追求した土壁・木組みの家です。

 

 住まいは、西側の道路からアプローチして南東に開いたL型に配置した、奥様はすでに歩くことに不自由を覚えていたので、段差解消の物理的なバリアフリーと共に、居間と寝室を南東に開いた庭に面しながら、直接浴室と便所にアプローチできるプランを提案、その浴室と脱衣室は、日だまりの暖かさが実感できて庭を眺められる南側にあります。

 パッシブデザインでは、通風と日射遮蔽を特に重視、ここ神明町の家でも、南北方向の風の通りを意識して、居間の吹き抜けと、吹き抜け上部に通風を促す高窓を計画、居間の南面には濡れ縁のテラスと庇を深く出して夏の日射遮蔽を意識しました。

 

 寝室の植栽で囲まれた地窓は、外が冷気のたまり場(植栽と水やり)となり、夏はその冷気が室内に侵入して気持ちがいいようです

 

作品データ

所在地: 静岡県 掛川市

延床面積: 62.08㎡

土地の形状: 平地

建物価格: 2000~2999万円

施工会社: (有)小坂建築

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