■ 桜並木を望む家
建設地は大船駅の東約1.5キロ、高度成長期に宅地開発され...作品紹介
プライバシーを保ちつつ周辺の緑を取込み、視線・風の抜けを確保する計画。ポーチは通り土間で中庭に抜けて主寝室、2階インナーバルコニー(IB)とつながる。IBの勾配天井はリビングからつながるWRCパネリング貼りで屋内の延長のような感覚で過ごすことが出来、風を感じながら読書をしたり、お酒を飲んだり、星を眺めたり。
屋内と屋外をシームレスにつなぐ空間を共用部とセットにしたことで間取り的役割を超えたアクティビティを包容する。省エネルギー対策等級4程度とし全熱交換機とエアコン2台で冷暖房を賄う。「通り土間の家」の南隣角地で隣り合う敷地を同時に設計できたことで、隣棟間隔、窓位置などの配慮により境界フェンスをなくし、開けた環境となった。