■ 桜並木を望む家
建設地は大船駅の東約1.5キロ、高度成長期に宅地開発され...作品紹介
敷地は鎌倉市山ノ内、小袋谷川に流れ込む小さな水路(西瓜川)に面した敷地。向こう岸には樹木が覆いかぶさり風情のある佇まいが残る。東側前面道路から川に向って下がっていく敷地断面を活かしダイニングからスキップダウンしたリビングを通して向こう岸の緑をピクチャーウインドウとして取込む計画とした。
床高を地面に近づけ川岸の緑との一体感を、床高の変化は水平の広がりを印象的にすることを意図した。屋根は外断熱で垂木・野地板をあらわし、他は漆喰仕上げ、床はオーク無垢材の節有り、敷地形状に合わせずらして配慮した白いタイル張りの四角い箱の2階東面を欠取り、焼杉・横格子・開口部を水平ライン上に配し陰影のあるモダンな外観とした。
外壁タイル、照明、フローリング、ヒバパネリング、ウォルナット無垢テーブル、植栽など建主と一緒になって考え選び実現したすまいです。