■ 小松さんの家(テラスのようなバスルーム)
『わざわざ別荘やリゾートに行かなくても、家で毎日リフレッ...作品紹介
敷地の前面が開発中の傾斜地のため、遠く海まで見渡せる敷地です。
設計よりも、この場所を見つけた加藤さんのセンスの勝利だなーと思いつつ、その見晴らしを、家のどこからも楽しめるような空間にしたいなーと思いました。
と同時に、奥さんの実家に帰るとみんなでコタツで過ごすのが、とても居心地がいい、という話。
そのくせ、イメージ写真は、超モダンでかっこいい空間だったり、、、、。
最初のご提案時にあった螺旋階段ではなくなったのに、「でも、せっかくだから、丸は残したいんですよねぇ、、、、。」
お子さんの要望に、 「、、、、いじけるところが欲しい。」って書いてあって、
「確かにねぇ、、、」ってみんなで思ったコト。
、、、、と、思い返すとキリがないですが、
そういう、大らかなところと、細やかなところが同居して、一つ一つのいろんなエピソードの軌跡が、変に抽象的にならずに、そのまんま重ね合わされているような、、、、
そんな加藤さんの家。
家って、他人にとっては無駄で、用途不明瞭な場所の集まりのコトなのかも知れませんねー。
だって、家だから。
photo:西久保毅人