所在地: 東京都
作品紹介
角地に住まいを設計する、というのは、思いの外難しいものです。
まず家は、家族の暮らしを守る安心できる「うつわ」である必要があります。
家とは、何と言ってもパンツ一丁で、ぶらぶらする場所なのだから。。。
同時に、角地というのは、半分くらい街のものであるべきなんじゃないか、という思いもあります。
見通し、目印、雨宿り。
街の角地が素敵な場所だったら嬉しいな。
そんな事を同時に考える時、いつも大木や、大きなゾウの有りようを想像します。大きな口を開けている水辺のカバやワニを想像します。
大きくて、分厚い皮膚を持つ彼らは、もはやどこまでが自分の肉体なのか、分かっていないのかも知れません。
その事が幸いして、悠々と自分の命を紡ぎながら、同時にいろんな生き物の居場所にもなっています。
、、、、とまぁ、そんなコトを考えつつも、、
やっぱり、、、、、。
家は、食堂! ! ! !
photo:西久保毅人