所在地: 千葉県 千葉市
作品紹介
敷地は開発住宅地の端、崖沿いに存在します。崖からの眺望を活かし、且つ周辺住宅群からの視線のバッティングを回避しながら開放的なスペースを創出することを目的としました。
提案としては、パティオを配置することでリビングの両面が外部空間となります。
パティオは、外部ながら中間領域と位置付けられたこの空間は心地よく、周辺環境からの距離を感じられ、落ち着きのあるスペースを創造します。
寝室の開口部外側には、スチール製の額を設置し周囲からの視線をシャットアウト可能な配慮をしました。
バスルームを崖側に配置することで、「露天風呂のようです。」とクライアント談です。
一番苦労した事は、崖の擁壁の基礎に荷重を伝達させない様に、基礎を3M程度の片持ち構造としたことです。
敷地を最大限に有効活用できた建築としました。
PHOTO:中村 絵