所在地: 兵庫県 神戸市
作品紹介
周囲との関係性を慎重に読み解きながら計画
敷地の一部である森の既存樹木・斜面地・そして周辺隣地など・・・住宅としての機能はもとより周辺環境との調和・共存など、周囲との関係性を慎重に読み解きながら計画した建物です。「建築物」「庭」「自然の森」「敷地高低差」を手掛かりとして、距離感・ボリューム感の検討を繰り返しながら、建物はできるだけ低く抑え、ボリュームを分散させた計画としています。
アプローチ側の前庭-中庭-森へと・・・徐々に深い緑に包まれ、四季折々に様々な表情の自然を感じながら過ごす場所『森と暮らす家』。
玄関の扉を開け、廊下から森側へ歩みを進め辿り着く先は、森と一体となる静かな空間。風のそよぎ、木漏れ日、虫の音、野鳥のさえずり、陽の光、月明りに照らされる樹々の揺らめき・・・ここで過ごす日々の時間が、ゆったりと流れ豊かな時を楽しめる場所となるように・・・
photo:K’s Photo Works 野口 兼史