所在地: 兵庫県 神戸市
作品紹介
海からの風を感じ街並みを望む暮らし
敷地は人気エリアの住宅街の一角。海からの風を感じ、街並みの向こう空に浮かぶ明石海峡大橋が望めるロケーション。ご夫妻の趣味はサーフィン・スノーボード、日々の過ごし方、休日の過ごし方・・・と生活スタイルのヒアリングを繰り返し、『趣味を楽しみながら、日々の暮らしも心地良く』を形にした住宅です。懐かしさのある和の趣きを取入れ、影・暗がりなど陰影をデザインすることで、建て込んだ住宅地の中にありながら、美しい光を意識できる豊かな空間をご提案しました。1階の中庭では、趣味のサーフィン・スノーボードが手入れできるよう車庫からのスムーズな動線を確保し動線上には、趣味の道具を保管できる倉庫を配しています。2階をリビングとし床座の居間としたことで開けた景色を獲得しながら、座った目線では空へと開けるゆったりとした空間が家族の居場所となっています。構造的には、法的な高さ規制をクリアするために、一部に接合工法を採用しており、山型フレームが連続する象徴的な空間が展開する建物となっています。
photo:K’s Photo Works 野口 兼史