滝尻の家

作品紹介

敷地は都市計画区域外にあり、360度どこを見渡しても景色が良い。これ以上ない程恵まれた環境に建築をつくることは設計者にとって幸せなことではあるが、同時にその責任は重大である。設計次第で周辺環境や景観を破壊してしまうからだ。

しかし、建築をつくる以上どんなに景観に配慮しても何らかのインパクトを与えてしまう。この景観の中で異物にならない建築を模索した。

試行錯誤を続けた結果、辿り着いた答えは「小屋」を造ること。畑に建っている農作業小屋や物置小屋はプリミティブな形を携え、驚くほど周辺環境によく馴染んでいる。

長方形の平面計画に片流れの屋根を乗せただけのシンプルな外観、経年変化していく杉板を外壁に採用し、可能な限り「小屋」に近づけた。低層の平屋建てとしたことも景観への配慮に他ならない。 

内部空間は周辺の景色を取り込めるように配慮した。南面の屋根を跳ね上げたのも空と山を取り込むためである。   

作品集

物件

■ 朝日の家1

敷地は閑静な住宅街に位置する。設計時のヒアリングを重ね、...
物件

■ ライトハウス

敷地は前面に県道が通っているものの、その先には調整区域が...
物件

■ 尖り屋根の家

敷地は閑静な住宅街に位置する。 間口に対して奥行が極端に...
物件

■ 片流の家

敷地は調整区域ということもあり周辺の環境は良い。 この環...
物件

■ 石原の家

敷地は閑静な住宅街に位置する。古くからの街並みも残ってお...
物件

■ むくり屋根の家

敷地は閑静な住宅街に位置する。 周辺は古くからの屋敷が多...
物件

■ 美合の家

「終の棲家を」という施主の言葉からこの計画は始まった。 ...
物件

■ 高台の家

敷地は市街地から少し車を走らせた丘の上に位置する。 周辺...
物件

■ 桜海道の家

結婚して間もない若夫婦のための住宅である。京都が好きで何...
物件

■ 蒲郡の家

敷地は閑静な住宅街に位置する。旗竿地であったものの程よく...
物件

■ 外山の家

敷地は調整区域に位置し、幹線道路が近くを通っているものの...
物件

■ 滝尻の家

敷地は都市計画区域外にあり、360度どこを見渡しても景色が良...
物件

■ 箱庭の家

敷地は閑静な住宅街に位置しているものの、南面には隣地建物...