■ 朝日の家1
敷地は閑静な住宅街に位置する。設計時のヒアリングを重ね、...作品紹介
結婚して間もない若夫婦のための住宅である。京都が好きで何度も足を運ばれているということもあり、自然と建築にも落ち着いた雰囲気を求められた。
土壁の風合いを持った外壁材だけでなく、深い庇と軒下空間、回廊のような濡縁、花火も見られる月見台など、散りばめた仕掛けを挙げれば切りが無いが、すべての方向性は同じ点に向かっている。
この老成した「若い建築」は老成した「若い夫婦」によく似合っている。
これから先、老成した建築と老成した夫婦になるまで幸せな時間を重ねて欲しいと想う。