所在地: 東京都 府中市
作品紹介
光が差し込むオープンクロゼットのある家
一般的に、マンションは、どうしてもバルコニーがあって陽当たりの良いリビング側(表)と、窓が小さく、あまり開放的でない玄関側(裏)に分かれてしまいます。
また、角住戸などの特別な条件がない場合、洗面所やトイレなどの水廻りには窓がなく、明るさは照明に頼るやや閉鎖的なスペースになりがち。
この事例では、玄関廻りにオープンクローゼットを作ることにより、また、水廻りの壁面にガラスブロックを採用することにより、表裏なく家全体に光が届く開放感のある住まいになりました。
リビングやダイニングなどのパブリックなゾーンと寝室やクローゼットなどのプライベートなゾーンが水廻りを囲むようにL字型にあり、その交わる部分が家族のワークスペースになっています。
プライベートゾーンは光を通す半透明の7枚のスライドドア(引戸)で仕切られており、ひとつづきの空間では元気な男の子と家族の一員であるワンちゃが元気に走り回っています。
ファッションデザイナーであったクライアントの奥様は、こうしたいというご自分のイメージをしっかりもっており、大胆で自由な発想にこちらも大いに刺激を受けました。