斜45°の家

作品紹介

がむ斜ら扇垂木

整然とした分譲地に逆らうように、建物の配置を敷地に対し45度振った斜45°の家。それにより四角の土地には4箇所のスペースが生まれ、それぞれに趣の違う作庭を誂えました。正面の揃った住宅街には大きな変化が表れ、足並みを揃える無意味さを知ります。アイランドキッチンを中心とした、開放的でありながらも内包される2Fリビング。その天井は住宅にはほとんど用いられることのない技法である「扇垂木」を採用。木組みのダイナミズムが圧巻となりますが、決して空間性を犠牲にすることなく、必然的な存在として空間を嫌味なく構成してくれています。

作品データ

所在地: 栃木県 宇都宮市

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