所在地: 大阪府
延床面積: 171.3㎡
この計画の特徴は、まずT字型の敷地にある。
繁華街近くの住宅街に位置し、T字の足の部分が東側の道路と接している。この細い部分を2階建てエリアとし、1階にはサロンを設けた。
南と西に庭も確保し、そこから存分に光と風を取り込んだ。最も暗くなる中央部にはトップライトを備えることが出来たのは、このエリアが平屋だからである。
また、将来は親世代とも暮らせるよう、北奥には和室も備えている。ちょうど良い距離感を意識したものだ。
25畳程のLDKと直交する形で、個室が集まる2階棟が接しているので、ここに動線が集中することになる。階段、エントランスホールと並行する形で、シューズクローゼット、ウォークインクローゼットが繋がり、家族専用の動線も確保した。
計画当初のコンセプトは「家族でワイワイ、ちょうどいい家」だっが、タイトルの「The Longing House 」には、「憧れの家」と言う意味が込められている。
「家族が自然に集いたくなる広々リビング・ダイニング、やりたかったヘリンボーンの床やお庭があること、便利な家事動線、映画からインスピレーションを得た外観、サロンも併設!憧れと想いが詰まりまくり。
いつしか「ちょうどいい」から 「Longing House 」というイメージになりました」
設計の中盤に奥様から頂いたメールだが、真っすぐな気持ちがダイレクトに伝わってきたものだ。
憧れるまでに好きな家で暮らせたら、幸せだろうなと思う。
所在地: 大阪府
延床面積: 171.3㎡