所在地: 東京都 中野区
延床面積: 52㎡
土地の形状: 平地
建物価格: 2000万円未満
築50年のマンション住戸の一室をフルリノベーションした計画。
住まいは仕事場を兼ねたディンクス住居として新たに住まわれている。
既存の住まいに閉鎖感をもたらしていた玄関の暗さ・バルコニーと離れたLDK・住み方を画一的にする数珠つなぎの間取りを解決する方策として、スケルトンにした住戸にS字状のパーティションを新しく配置した。玄関に立つと奥へ導かれ、他のスペースへのつながりが感じとれる。全体を横断するS字壁に木の質感を与えたことで、木のカーテンに包まれているような実感が得られる住空間となっている。
さらに、バルコニーとリビングのあいだに、ラウンジや仕事場などに活用できる「裏の部屋」と呼んでいるバッファーゾーンを生み出して、裏側・狭い場所にも隠れ処のような部屋を計画した。また、その裏の部屋が、住空間全体に回遊性を作り出し、南北に細長い空間に面積以上の広がりを感じられる住まいとなっている。
所在地: 東京都 中野区
延床面積: 52㎡
土地の形状: 平地
建物価格: 2000万円未満