所在地: 大阪府 北摂豊能地域
作品紹介
本計画の豊中市は大阪府の北摂豊能地域に位置し、
大阪の山間部の高級住宅地であり緑が多く教育環境に恵まれている。
その中でも本計画地の西緑丘は、豊中市の中でも有数の閑静な住宅街となっており、居住環境が豊かに形成されている。
敷地は東西の駐車場を挟んで真ん中の土地であり西側から見上げるような立地であるため植栽やRC打放しの塀によって明るく和やかな雰囲気を地域に与えるような計画として進めた。
建物は木造でありながらも二階のLDKボリュームがキャンディレバーで南と東西に跳ね出した設計とした。
重圧なRC打放の土台の上に白いスラブが2枚浮かんでいるようなコンセプトであったが構造設計上、壁が木造となったため左官壁にRC補修を施した壁とした。
玄関扉を開けると先ほどの道のりの開放感から一変して幅750のミニマムな玄関通路があり、それを進むとテラスにも繋がる階段ホールがあり、この建物の象徴的なガラスに囲まれた洗面室兼浴槽が姿を現す。この洗面の天井はキッチンと繋がり、西面は玄関ホールに繋がっており、非日常的な生活を楽しむことでライフスタイルの質の向上が望めるだろう。
造形的な階段は2方向に枝分かれをしており、来客動線とプライベート動線を分けた計画とした。
LDKは周辺環境に開放的な空間となっており、日々の生活が周囲から脚光を浴びているかのようだ。
キッチンから東側の樹木を眺望できらアイランドキッチンにすることで動線計画にも考慮した。