■ HOUSE OF HOUSE
本計画地は明石市大蔵中町に位置して...作品紹介
本計画地は、かつて勝山通を挟んで南に隣接する四天王寺の壽法寺周辺まで毘沙門池が広がり、江戸時代から紅葉の名所と豪邸が立ち並ぶ邸宅地として知られていた地域である。
敷地は40坪であるが、限られた空間の中に和室・各居室・LDK・プレイルームを包含したRC造4階建ての計画である。
外壁は塗装と打放し、杉化粧型枠でRC造の力強い物質感を表現し正面ファサードは幾何学的な表情が街に奥行き感を与えている。
1階の長いアプローチを通り抜けると坪庭に光と共に和室が静けさを保っている。2階は各居室とサニタリーゾーンが機能的に配置されている。
3階のダイニング・キッチンの上部は4階との繋がりを持たせ、広がりのある空間とし
4階は家族の趣味や書斎のスペースなどがあるフリースペースとなっている。
各々のフロアが機能的に完結されつつ、3・4階の開放性は家族の集まり、豊かさを感じられる室内となり、日々の生活に潤いをもたらすだろう。