土地面積: 83.12㎡
延床面積: 142.04㎡
25坪の敷地に計画しました約35坪の生活空間をもつ住まいです。
省スペースながらも、中庭やグレーチングバルコニー、屋上までをももち合わせる都市型のコートハウスです。
準防火地域内の木造3階建ての建物のため、新基準となりました認定防火サッシを適用した、当事務所では第一号の住まいです。
それ故に開口部の種類や大きさが限定されますが、周囲建物が密集する環境のなかでプライバシーを得つつも、空間に効果的な開口部のとり方や納まりを工夫しています。
約9坪のビルトインガレージには2台の車と趣味のオートバイが収容されます。
内部には一部ステップする床や傾斜天井があったり、外部環境との繋がりをもたせたりと、多様な空間構成により、随所にていろいろな居心地を享受できる住まいとなりました。
外観は折れた壁面によって、雑多に3階建てが立ち並ぶ街並みのなかで埋もれてしまうことなく、ささやかに主張します。
構造的には耐震等級を上げると共に、市場のなかで最も粘り強く耐える構造ボードを用い、更には制震工法までを付加することで、木造では最高スペックともいえる耐制震建物となりました。
土地面積: 83.12㎡
延床面積: 142.04㎡