所在地: 東京都
土地面積: 248.05㎡
延床面積: 173.08㎡
土地の形状: 平地
都内の住宅密集地に、夫婦と成人した子供が暮らすための住宅である。
周囲には低層アパートが立並び、角地であることも相まって、周囲からの視線を受け易い敷地である。
生活空間を来客、水廻り、家事、夫婦、子供の5つのゾーンに分け、子供ゾーン以外の夫婦の生活空間となる4つのヴォリュームを1階に風車状に分散配置し、内部と外部の区別なく漆喰の外壁で包んでいる。
子供ゾーンのヴォリュームを1階の屋根から435mm上方に持ち上げ、5つのヴォリュームで緩やかに囲まれたスペースは家族の集う広場となっている。
広場は、平面的な風車状の分散配置で生まれた4つの中庭へと連続し、断面的な分散配置から生まれた435mmの開口から周辺へと連続する。
外部からは閉鎖的な一つの住宅として表れ、内部は開放的な分散型の構成となっている。
周辺から閉鎖と開放を繰り返す事で住人がそれぞれ個人の距離感を保ちつつ、自然に集う都市的な新しい住宅のあり方に繋がると考える。
所在地: 東京都
土地面積: 248.05㎡
延床面積: 173.08㎡
土地の形状: 平地