御徒町MK邸

作品紹介

伝統的な町家が持つ理にかなった居住性を再び取り戻すことが出来ないか?その課題に対するひとつの答えがこの住宅です。「平面的・伝統的」な要素を「立体的・現代的」な要素に置き換えたのです。「格子戸」が「可動ルーバー」に、「中庭」が「インナーテラスと屋上テラス」に、「通り庭」が「トップライトと透けた階段」へと進化しました。

町家が持っていた、陰影の関係も違った形で再現しています。伝統的な町家は1階が「陽」2階が「陰」の空間ですが、この家では、穴倉のような「陰」を感じさせる1階から、上層へ上がるにつれ、「陽」の空間を感じながら、開放的な屋上へと出られるようになっています。

 

外観、内観とも、構造は鉄筋コンクリート造でありながら、木材をふんだんにつかった仕上げとし、伝統も継承しつつ、現代的なデザインにしています。

作品データ

所在地: 東京都 台東区

土地面積: 50㎡

延床面積: 112㎡

施工会社: 友伸建設

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