板橋小茂根の家

作品紹介

「家の中の縁側」
敷地は角地の建ち、南側道路敷地の反対には公園が立地しています。敷地隅切り部反対側には桜の木があり、春になると満開の桜が咲き誇ります。そういった周囲の環境に対し、リビング・ダイニングの配置された2階部分には角地の形状をなぞるように大きな開口部を穿ちました。
この開口部まわりには一続きの机コーナーをしつらえ、窓まわりの溜まりの空間としています。ぼんやり周囲の景色を眺めたり、家事をしたり、子どもの勉強をみたり…。この場は、外との連続を意識した縁側のような空間でもあり、内部での生活行為に伸びしろをつくる空間でもあります。
建築の仕様としては、外断熱通気工法、エコキュート採用によるオール電化、床暖房の採用等、環境やランニングコストにも意識を向けています。

 

撮影:中村 絵

作品データ

所在地: 東京都 板橋区

延床面積: 88㎡

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