所在地: 愛知県 一宮市
延床面積: 114.88㎡
間口6m、奥行32mの細長敷地を活かし、中庭、スキップ空間を取り入れたひと繋がりの家。
西入りの、間口6m奥行き32mの特化した敷地での計画です。長年売れずに残っていた特化した敷地をお施主様と観て、周辺環境、敷地から読み取る建築の可能性を大いに感じて、計画を進めていきました。
南側の隣接するアプローチ敷地をお施主様の開放敷地と捕らえ、中庭を設けて南からの自然光、風を取り入れるべく計画を行いました。
敷地に沿った細長い空間は、点在する中庭やスキップ空間を返して、空間が緩やかに繋がり、自然の光や風をふんだんに取り入れ、
どこに居ても家族の気配が感じることができる空間構成になっています。
1階をLDK,和室、水周り、2階を寝室、子供部屋としてパブリック空間とプライベート空間を区別しています。
30帖を確保した広いLDK空間は、中庭や坪庭、スキップ空間を取り入れることで、それぞれ特化した居心地が違う構成としています。
和室のみプライベートな離れ空間として、篭れる座の空間構成にしました。
手の温もりを感じていただけるように、壁や天井は土壁を塗り、飾り壁には銅を塗り、他の空間と差別化した趣にしています。木のテイストを取り入れ、カフェのような空間を希望されていたお施主様の意図に叶うように、天井や壁、建具など、うるさくならない程度での設えを施しています。
住まわれてから、お施主様から「住宅が家族をつくっていくことが良く分かる」と感想をいただきました。
ご家族様が、住宅と共に歩んでいかれるプロセスを、ずっと観続けサポートしていきたいと思います。
所在地: 愛知県 一宮市
延床面積: 114.88㎡