所在地: 徳島県
土地面積: 110.8㎡
延床面積: 176.2㎡
土地の形状: 平地
クライアントは祖母と叔父が住む家に同居するため、建て替えを依頼してきました。
孫娘であるクライアント夫妻とその子どもと、叔父、祖母4世代もの人々が、別々の世帯を築きながら3世帯が同じ屋根の下で暮らす住宅の計画です。
間口の限られた敷地に、4世代にもわたる複数世帯住宅が本当に建つのだろうか?という疑問から、まずは、計画がはじまりました。
2階建てや3階建てのプランを検討し、最終的には、鉄骨の3階建を建てることになりました。
プランを作成するときに気を付けたのは、階は違えども、お互いが気配を感じれるような雰囲気に出来ないか、ということでした。
仲の良い方々で、以前から、皆がおばあさんの家にいつも集まっている、とのこと。
加えて、住宅密集地に建つ建物だけに、通気や採光をうまく取り入れたいと考えました。
そこで、光と風と取り入れ、気配を繋ぐことができる吹き抜けを、2つ設ける提案をしました。
1階から3階までを繋ぐ吹抜けは、外部に面してガラス張りとなっています。それにより、日中も太陽の光が家の中に降り注ぎます。
高低差により、風も抜けます。
1階には、おばあちゃんの部屋と、叔父さんの部屋、それに水周り一式があります。
2階には皆が利用できるLDK。3階には孫夫婦の個室があります。皆が集まるLDKは、間仕切りをガラスとすることで、より広がりを感じる空間にしています。
このようにして、それぞれがうまく距離感を保ちながらも、つながり感もある、3世帯住宅が完成しました。
所在地: 徳島県
土地面積: 110.8㎡
延床面積: 176.2㎡
土地の形状: 平地