大井の家

作品紹介

 

東京都品川区の密集した住宅地に計画された住宅である。 周囲は西面の道路とその向こうにある小公園のほかは隣家に囲まれ、さらに道路面より1mほど下がったレベ ルにこの敷地はある。 敷地形状は2カ所の鋭角コーナーを持った変形敷地であり、まずはこの敷地形状に沿って外壁ラインを決め、レベル差はスロープを設けることで対応している。周囲に対して存在感が突出しないよう2層のボリュームでおさえ、コーナー に3カ所の外部(坪庭)を配置。 プライバシーを保ちながら風が通り抜け、外部に対して開いていられる生活空間をもたらしている。 内外を貫通する曲面壁は、主要な動線を導くと同時に季節における太陽軌道を意識して決められている。 具体的には、夏の特に夕方の直射光は室内に導かず、冬季は長く陽光を室内に届け、暖かさをもたらすような設計となっている。

詳しくはこちら

 Photo:Koichi Torimura

作品データ

所在地: 東京都 品川区

土地面積: 172.7㎡

延床面積: 191.26㎡

施工会社: 株式会社 TH-1

作品集

物件

■ PHASE DANCE (フェイズ・ダンス)

  計画地は、鬱蒼とした樹木に覆われていた。何度か敷...
物件

■ 大井の家

  東京都品川区の密集した住宅地に計画された住宅であ...
物件

■ 南青山M

都市に住む、ということを考えるときに、その環境に正面から...
物件

■ ライブラリーコリドーのある家

この住宅の設計条件のなかで特徴的だったのは、膨大な量の本...
物件

■ 国立の奏楽居

  この住宅はクラッシック音楽を愛する住み手が、 若い...
物件

■ 国立科学博物館ルーフトップテラス

芦原建築設計研究所に在籍していたときに担当していた国立科...