所在地: 愛知県 豊田市
土地面積: 290㎡
延床面積: 166.36㎡
施工会社: 友八工務店
この住宅の設計条件のなかで特徴的だったのは、膨大な量の本やCD等を納める必要があったことである。 必要とされる収納量が多いため、専用の書庫を設けてしまうと普段和使われないボリュームに、かなり生活空間を圧迫することが予想された。そこで、玄関を入って家を貫くように抜けていく13mの通路スペースにその役割を担わせることとした。来客は蔵書に興味を惹かれながらリビングへと案内される。そして、家族が蓄積した知の情報は家族の間でも徐々に共有されていくこととなる。
今後増えていく量にもゆとりを持たせる必要もあったため、ライブラリーは2層にわたって展開したいと考えていた。ところが、そのまま吹き抜けの空間をつくると、どうしても2階の諸室が狭くなってしまう。そこで、内壁を斜めに倒すことにした。 結果、2階の個室は上部に行くほど広いプロポーションの空間を手に入れ、ライブラリーの空間は三角形の特徴的な断面を持つことになったのだった。
詳しくはこちらへ
Photo: @Koichi Torimura
所在地: 愛知県 豊田市
土地面積: 290㎡
延床面積: 166.36㎡
施工会社: 友八工務店