国立科学博物館ルーフトップテラス

作品紹介

芦原建築設計研究所に在籍していたときに担当していた国立科学博物館。18年ぶりに屋上のリノベーションに関わることになった。既存の機械基礎などを撤去することなく、それらの条件も一つの「敷地」と捉えて、地形を再構成するように計画している。上野公園の中では(大部分が地下に埋まっているものの)高い建築であるため、屋上からは上野公園が一望できる。以前はフェンスに覆われていた公園への眺望を開くために、ガラスを嵌め込んだスチールのパーゴラを計画した。レベルの違いをスロープ状のデッキで繋ぐことによって、居場所となり、遊び場となりという滞在のためのスペースをつくり出している。全体を経年変化に強い特殊な木材で構成しており、メンテナンスの頻度を減らしながら、柔らかな素材のテラスを実現している。

 

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Photo:@Koichi Torimura

※仲建築スタジオとの協働

 

作品データ

所在地: 東京都 台東区

施工会社: エム・テック

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