所在地： 東京都 文京区
作品紹介
都心の一等地に建つ、木造三階建ての住居。10ｍ×10ｍ内に完全に納まる角地の敷地と、3階建てという与件から、まず10メートル立方の基準立体を想定し、それを機能に即して変形・減算していくプロセスを試みた。Cube Cutという名称は、そうした試みを指している。
ここでは、周囲に迫る隣地の建物を回避しながら、立体的な光の経路を作りこみ、それらの光が内部空間の様々な場所へといきわたるように計画した。都心のさなかで、森の中に建つ別荘のような、小屋の静けさと高さと明るみを、同時に生み出すことを希求した住居である。
PHOTO:鳥村鋼一
