所在地: 長野県 上田市
作品紹介
家族と犬がのびのび暮らす
パッシブソーラのエコリフォーム
母屋と離れに分かれていた大きな2世帯住宅を一体化し広いリビングダイニングを設けました。また使われていなかった2階を主寝室や子供部屋に再生し、格式のある1階の座敷や広縁などはそのままの状態を残しました。リビングダイニングは小さな中庭や新たに補強した耐震壁などによって広い空間をいくつかのコーナーに分節することで落ち着いた心地よいスケール感の空間となっています。
屋根面で集熱した太陽熱を床下経由で室内に循環させるOMソーラーシステムや南面した広い土間テラスでの太陽熱のダイレクトゲインなどのエコロジカルな仕掛けを導入し、冬は薪ストーブ+エコシステムによって石油ヒーターやエアコンを使わない生活を目指しています。また夏は中庭を活用した通風経路の工夫や断熱材の補強によりエアコンを使わない予定です。
LDKの一角にはワークデスク/本棚/ベンチが一体となった造作家具を設け、家族が思い思いの活動をしつつもこの部屋に集まっていられるようにしました。また寒い廊下で隔てられれていた浴室/トイレをリビングダイニングに直結することによりヒートショックを低減しました。 部屋の一隅には大切な家族であるチャロ(犬)のゲージがあり、室内とテラスを行き来できるようになっています。愛犬仲間の集まりに便利なリードフックを各所に設けるなどの工夫もなされています。