修学院の住宅

作品紹介

南北に奥行きのある敷地を利用した建物で、門扉を開くと中庭に続いており、そこから玄関にアプローチできる。引戸のガラス戸をくぐると土間となっており、中庭と一体となった土間玄関となっている。さらに奥に進むと、奥に深い庭が一体となったLDKの居間へと続く。

敷地の三方を囲む山を背景にしており、庭を斜めに横断する木製の窓を全開にすると、塀に囲われた庭とリビングが体となり空気を共有する空間となる。さらに奥には、上方から光が降り注ぐ吹抜の空間になっている。そこにはピアノが置かれ庭の一角にある爽やかで、静謐な小さな礼拝堂のようである。

階は現在全体が一室空間となっている。そこには夫婦の寝室と仕事場、子供部屋が後で仕切れるようになっている。 子供室は後でロフトを設けることで仕切れるように考えられている。 

 

作品データ

所在地: 京都府 京都市

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