所在地: 埼玉県 狭山市
延床面積: 131.25㎡
隣接する森に住むコジュケイとヒグラシの鳴き声が印象的な緑豊かな住宅地。
66坪と充分な広さの敷地。ゆとりある敷地のため可能性にも幅があり、そのひとつひとつを検討し、建主ご家族のこだわりに応えるべく、たくさんのプランニングを積み重ねました。
動線・採光・通風計画に加えて、キッチンから全体を把握できるプランニング、キッチン隣接のパントリー、ゆったりとした階段設計、薪ストーブの位置・煙突の出し方、ピアノの位置、2畳ほど必要とするお雛様スペース、愛犬のおうちスペースの確保、吹抜けに面した2階主寝室の配置、駐車スペースとアプローチの関係、隣接の雑木林の取り込み(借景)など、建主ご家族と共に検討項目を共有できたことは、いつも一緒に打ち合わせに参加してくれた子供達にも大切なことが伝わっていることと。
床フローリング塗装もみんなで頑張りました。その他にも、薪棚のデザイン、テレビボードのデザイン、洗面カウンターのデザイン、アイアン作家さんと共にデザインした表札兼インターフォン兼郵便ポスト、カーテンレール、ペーパーホルダー、タオル掛けなどの手しごとがたくさんあり、自然素材の空間づくり、国産の無垢材(杉・ヒノキ・山桜・オニグルミ)、大谷石、和紙、蜜蝋ワックスなど、建主ご家族と一緒につくった木の家です。
一番大切なことは、こだわりを具現化することはもちろんのことですが、居心地の良い暮らしを送っているかどうかです。
吹抜けにあるカウンターで、近所の子供達と一緒に宿題をする風景があったり、散歩途中の園児達が郵便ポストに付けた手づくりのトンボやカタツムリを見て、外から「とんぼー!」「かたつむりー!」と声が聞こえてくること。ほっこりいたします。
一緒にお米づくりをして、脱穀後の稲わらを使ったお正月飾りのワークショップの場として使わせてもらったり、そのひとつひとつが居心地の良い楽しい暮らしであると。そんな風景でいっぱいのさくらhouseになりました。
所在地: 埼玉県 狭山市
延床面積: 131.25㎡