どうしても外装材のイメージが強いメーカーですが、床材も数多くのラインナップが揃っていて予算や好みによりいろいろとチョイスできる点が気に入っています。コスト面もわりとリーズナブルです。
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天然木が持つ肌触りや温かみのある表情は、住まいにやすらぎを与えてくれます。
自然素材を使用した住宅・建築資材を手掛けるチャネルオリジナルは日本初そして唯一の木材単体仕様の外壁「ウイルウォール」で有名ですが、フローリング材でも優れた製品を提供しています。
輸入材も含めて幅広いラインアップを揃えていますが「北海道産広葉樹は特にお勧めです」と教えてくれたのは、同社広報担当の中山さん。
北海道の大地が育んだ広葉樹を使用したフローリングは「森そのまま」を感じることができます。
強度・耐久性に優れる広葉樹には多くの種類がありますが、「ナラ」以外はご存じでない方も多いのではないでしょうか。
広葉樹の女王とも言われる「マカバ」はピアノのハンマー材として有名で、緻密で気品のある木目が高級感を演出します。
スポーツの木と言われる「タモ」は、かつては野球のバットやボートのオールに使われており、淡色の木目がフロアに明るさと高級感を醸し出してくれます。
その他、ニレやセン・シラカバ・クリなど北海道産広葉樹は気が遠くなるほど長い年月をかけて成長した天然資源です。
こうした北海道産広葉樹の特性を理解しながら、原板から乾燥・養生・加工・出荷まで丁寧に製作しているのが、2018年8月にチャネルオリジナルのグループ会社となった「ウッドファミリー」です。
同社の2代目社長・岡田義一氏は、木材に対する圧倒的な知識と目利き力から「森博士」と呼べるほど森や木に情熱を注いでいます。
その岡田氏やウッドファミリー社員の丁寧な作業が、チャネルオリジナルの北海道産フローリングの品質を支えているのです。
品質を確かめながら全工程を手作業で
ウッドファミリーは、北海道産の広葉樹のみを原料としてフローリング材を生産しています。
北海道南部、青函トンネル出入り口の町といわれる「知内町」に製作工場を構え、社員全員がこの町の住人です。
北海道の森の情報に耳を傾け、全道7箇所から多種多様な樹種の原板を集めているのです。
仕入れた原板を津軽海峡の風にあて、大自然の中でまさに「自然乾燥」させること3~4ヶ月間。
その後は人工乾燥~加工~検品・梱包~出荷と進みますが、全工程が人の手によって行われます。
大量生産では成しえない丁寧な手仕事に、世界基準の技術・ものづくり魂を感じます。
北海道の森で育った広葉樹を丁寧な仕事で床材にしたフローリングは、住まいにあたたかな空間を演出してくれるのではないでしょうか。