シンプルでありながら機能的で、日本人の生活を想像して丁寧に作られたフライパン。
テフロンのフライパンではなく、調理することで鉄分が自然に摂取できる「鉄のフライパン」を探していて、木屋さんのフライパンに出会いました。
その時にこだわったのが、じっくり火が入るようにある程度鉄板の厚みがあることと、特別ではなく日常使いできるものでした。木屋のフライパンは柄が丸くて握りやすく、パンの部分と一体型なので、耐久性も申し分なし。木屋さんの道具は、我々が手掛ける住宅と同じように表層だけを繕ったものでなく、きちんと素材を大切に扱って作られています。そうやって作られたものは、使っていくうちになじんで、我が家でも日々の生活の一部に自然と溶け込みました。
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一生モノのフライパン!今日から"焼き"が変わる! 職人が何千回と鉄を叩いて生まれた 木屋の打ち出しフライパン
刃物専門店「木屋」が日本橋で創業したのは、寛政4年(1792年)のこと。そこからさらに遡ること約200年、徳川家康の招きにより、大阪の御用商人・本家木屋の初代林九兵衛の弟が江戸店を開いたことから「木屋」の歴史は始まります。店が江戸と大阪に分かれたことから、姓の「林」を2つに分けて「木屋」と称したのだとか。
その江戸の本家木屋から暖簾分けし、刃物の取り扱いを始めたのが現在の「木屋」。魚河岸での需要を見込んだ包丁や大工道具を中心に商っていたといいますが、現在は包丁のほかハサミや調理用具など幅広く家庭用品を取り扱っています。
そんな刃物の老舗から生まれた名品が「打出しフライパン」
鉄板を職人が叩き鍛える「打出し」によって作り出された、シンプルで美しいフライパンです。数千回にも及ぶ打出しにより、鉄板の組織がより緻密に強く均一になるため、フライパン全体にむらなく熱が伝わるようになります。また、打出しによってできる表面の細かな凹凸が、食材が焦げ付きにくくするというメリットも。
機械プレスで作るフライパンと違い、ひとつずつ表情が違う職人による手作りのたたずまいも料理好きの心を掴みます。
木屋の打ち出しフライパンは、シンプルな大・中・小の3サイズ展開。手始めに揃えるなら、一人暮らしなら小サイズ、2~4人家族には中サイズがおススメ。
200㎜のフライパンは、1人分の料理やちょっとした料理に。240㎜なら、2人以上のカップルや家族の食事を作るのに最適な大きさです。
【価格】
200㎜ 11000円(税込)
240㎜ 13200円(税込)
260㎜ 14300円(税込)
表面加工を一切しない鉄板そのままの「打出しフライパン」は、熱が食材により伝わりやすいよう設計されています。
高温への耐久性と熱伝導率が極めて高く、火加減が料理の出来栄えを決める「炒める」「焼く」といった調理が十八番。
鉄板は1.6mmと重くなく薄すぎない絶妙の厚さで、丈夫さと取りまわしやすい作業性を兼ね備えます。調理面と一体に溶接された柄は、細く楕円に丸められ手になじみやすく、細部にも使い手への心づかいが感じられます。
鉄製は扱いが難しいと思われがち。
しかし、「表面加工していないので、お湯とたわしでゴシゴシ洗ってもらって大丈夫ですよ」と木屋企画総務部の石田克由さんはいいます。
「使わないと鉄なのでサビますが、頻繁に使ってもらえれば神経を使った手入れはいらないんです。まず、使い始めにはきれいに洗って油を塗ること。」使い込むことで、錆びにくくどんどん使いやすくなっていくのだそう。
毎日使っていくうちに変化し育っていく過程も、鉄製フライパンを持つ喜びのひとつといえそうです。
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ディンプル建築設計事務所
建築家 堀泰彰